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寄木の里&箱根路

  • 寄木の里&箱根路(正面)
    寄木の里&箱根路(正面)

寄木の里&箱根路の提灯です。
寄木の里と言わるれ畑宿は、箱根町の南部にあり、
箱根寄木細工の発祥の地と言われています。
戦国時代には、箱根越えの中間地点として
旅人たちが往来し賑わっていました。
幕府から命を受けた村人が作った石畳が今でも残っています。

畑宿には「畑宿寄木会館」をはじめ、
多数の寄木細工関連の施設が軒を連ねています。

箱根寄木細工は、江戸時代末期に、
石川仁兵衛によって考案されました。
数多い有色天然木材の色彩と木目を生かしながら、
伝承されてきた修練の手技により寄せ合わせ、
幾何学文様を表現した大変精緻は木工芸技術で、
特殊な鉋(カンナ)で薄く削り、
箱・引出し類等に張る方法と、
厚みのある文様板を
そのまま盆や小鉢などに整形する方法があります。

箱根小田原地方に江戸時代より現在まで継承されてきた
貴重な伝統工芸品は、わが国では他に例を見ない独特の木工芸品です。

この箱根寄木細工は昭和59年、
国から伝統的工芸品として指定されました。
箱根細工には寄木細工のほかに
「木象がん(もくぞうがん)」「組木(くみき)」「秘密箱」「組子」
などがあり、箱根旧街道の開通とともに旅人のみやげ物として江戸時代から親しまれているものです。