ユートピア加賀の郷
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ユートピア加賀の郷の片面提灯です。
残念ながら、この施設は現在も残っていますが、
管理運営者も名前も変わってしまいました。
そんな提灯ですが、向かって右側には
ユートピア加賀の郷で象徴的な金の観音様が描かれ、
左側には石川県、富山県の周辺地図が描かれています。
地図の中には、
北陸本線や七尾線、氷見線、城端線などの路線図と、
千里浜ドライブウェイに沿って
曽々木海岸、関野海岸などの海岸、
能登島、能登島大橋、能登金綱、見附島、禄剛崎などの能登半島の観光地、
片山津、粟津、山代、山中などの石川の温泉地、
などを描いています。
もともと”ユートピア加賀の郷”は
「関西土地建物」の社長が
1987年に総工費280億円という巨額をつぎ込み、
複合レジャー施設として建設しました。
しかし2000年に一度閉鎖。
2006年には女性へのわいせつ容疑で僧侶が逮捕されました。
2009年には”密教禅大本山豊星寺”と名前を変え、
織田無道氏が住職となりましたがが
従業員への給与未払いなどで閉鎖。
その後”観音院加賀寺”となり、
2016年からは”よろこび家族の和(天華の救済)旧法の華三法行”が運営し、
2018年現在は”天空聖陵 加賀の郷”となっています。
かつて園内には”加賀ユートピアランド”という遊園地もありました。
その園内には、ジェットコースター、パイレーツ、観覧車などがあったようで、
オープン当初はなんと年間50万人もの集客があったようです。
提灯そのものは、比較的良好ですが、
小さな穴が開いています。
専用箱はありません。