壺阪寺
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西国三十三所の六番札所
目の仏と言われている
八角堂の沢市の杖に触れるとご利益がある
西国三十三所の六番札所。正式名称は壷阪山南法華寺。長谷寺と共に古くから観音霊場として栄えた名刹です。
本尊の十一面千手観世音菩薩は眼病に霊験があるといわれ、全国各地から参拝者が訪れます。
また、お里・沢市の夫婦愛をうたった人形浄瑠璃「壺坂霊験記」(つぼさかれいげんき)の舞台としても有名です。
更に、三重塔は礼堂と共に国重要文化財となっています。
見どころとしては、「大観音立像」と「三重塔」そして、「沢市の杖」でしょうか。
昭和58年に開眼された「大観音立像」は、インドで壷阪寺が行った社会活動に対し、インド政府より感謝の意として贈られた天竺渡来の石仏で、高さ20m、重さ1,200トンもあり、そのスケールは世界最大級を誇っています。
また、先述した、「壺坂霊験記」と所縁のある「沢市の杖」は、八角堂に安置されています。
そもそも「壺坂霊験記」とはどのような内容かというと、
貧しいながらも仲良しだった座頭の沢市とお里という夫婦の話なのですが、お里が毎晩床を抜け出してどこかへ行くので、その事を怪しんだ沢市がその事を問いただすと、お里は「沢市の目の病が治るよう、三年間欠かさず壷阪寺の観音様に朝詣でをしている」と言うのです。それを聞いて沢市はお里のことを疑ったことを恥じて、盲目がゆえに不遇な暮らしをさせてしまっているのは自分のせいだと自分自身を責め、身を投げてしまうのです。そして程なくお里も沢市の後を追って自ら身を投げてしまいます。しかし、そのふたりの切ない夫婦愛を知った観音様が霊験によって奇跡を起こし、沢市・お里は助かって、沢市の目も開眼したという話です。
この沢市の杖が、壺阪寺の八角堂には置かれており、その杖を触れると良縁成就、夫婦円満になると言われています。
「壺阪寺」への大阪近郊からのアクセスは、
近鉄大阪難波‐[近鉄阪神線/特急で約30分]‐大和八木‐[近鉄橿原線/5分]‐橿原神宮前‐[近鉄吉野線/7分]‐壺阪山‐[奈良交通バス(壺阪寺前行)/20分]‐壺阪寺前
(※奈良交通バスは1時間に1本程度で本数も少ないので、事前に時刻表をよく確認した方が良いです)
近鉄大阪難波‐[近鉄阪神線/特急で約30分]‐大和八木‐[近鉄橿原線/5分]‐橿原神宮前‐[近鉄吉野線/7分]‐壺阪山‐[奈良交通バス(壺阪寺前行)/20分]‐壺阪寺前
(※奈良交通バスは1時間に1本程度で本数も少ないので、事前に時刻表をよく確認した方が良いです)
「壺阪寺」へのJR奈良からのアクセスは、
JR奈良‐[桜井線/15分]‐天理‐[近鉄天理線/6分]‐平端‐[近鉄橿原線/18分]‐橿原神宮前‐[近鉄吉野線/7分]‐壺阪山‐[奈良交通バス(壺阪寺前行)/20分]‐壺阪寺前
(※奈良交通バスは1時間に1本程度で本数も少ないので、事前に時刻表をよく確認した方が良いです)
JR奈良‐[桜井線/15分]‐天理‐[近鉄天理線/6分]‐平端‐[近鉄橿原線/18分]‐橿原神宮前‐[近鉄吉野線/7分]‐壺阪山‐[奈良交通バス(壺阪寺前行)/20分]‐壺阪寺前
(※奈良交通バスは1時間に1本程度で本数も少ないので、事前に時刻表をよく確認した方が良いです)