当麻町鍾乳洞
当麻町にある「当麻鍾乳洞」は、昭和32年に発見されました。全長135mで、はるか1億5千万年前のジュラ紀から、カルスト台地の石灰岩を水が浸食して築き上げた鍾乳洞で、北海道の天然記念物に指定されています。
当麻鐘乳洞周辺の森林を活かして鐘乳洞グリーンパークとして遊歩道などが整備されています。
鍾乳洞の内部は上中下の3段階に分かれていて、さらに5つの部屋に区切られています。
鍾乳洞は小さいながらも、不純物が少ないために結晶度が極めて良い状態の鍾乳石で、氷のつららのように天井から吊り下がるつらら石、天井から落ちる水滴が徐々に筍(たけのこ)のように高く成長する石筍、つらら石と石筍がつながった石柱などを見学することができます。
天井から同じ太さでパイプ状になっている鍾乳管は、世界でも珍しいもので学術的にも貴重です。
二又山の方から現れ、魔神を退治した当麻地区の守り神である2頭の龍が潜む所場所という「蟠龍伝説」(ばんりゅうでんせつ)も残される洞窟で、龍が2頭横たわっているような鍾乳洞ということで発見当初は「えぞ蟠龍洞」と呼ばれていました。
見学できるのは例年、5月から10月までの6ヶ月間です。
旭川の高砂酒造では、「当麻鐘乳洞内」で貯蔵熟成させた日本酒「龍乃泉」を販売しています(数量限定)。
当麻鍾乳洞へは、公共交通機関によるアクセスは困難です。
旭川駅からレンタカーを借りるのがベストです。
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