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とげぬき地蔵尊

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    とげぬき地蔵尊

おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨にあります。

ご本尊は、秘仏の為に見る事はできません。

代わりにご利益があるのが「御影」と「洗い観音」です。

 おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨の地蔵通り商店街にあるのが「とげぬき地蔵」です。「とげぬき地蔵尊」の名で親しまれるこのお寺は、正式には曹洞宗萬頂山高岩寺(こうがんじ)といいます。高岩寺は、1596年(慶長元年)に江戸湯島に開かれ約60年後下谷屏風坂に移り、その後1891年(明治24年)に巣鴨に移転しました。

 ご本尊の「とげぬき地蔵」は延命地蔵菩薩で、秘仏のために見る事はできませんが、そのお姿を元に作られた御影(おみかげ)に祈願してもご利益があるとされており、高岩寺のご本堂で5枚入り100円で授与されています。この御影を病気のある場所に貼ったり、飲んだりするとご利益があるといわれています。また、「とげぬき地蔵尊」の御影とともにご利益があるのが寺内にある「洗い観音」です。自分の痛みのある箇所と同じところを洗うとその部分の痛みが和らぐと言われています。

「とげぬき地蔵」の由来となる話があります。

 昔、小石川に田付という武士がおり、その妻が重い病気になりました。そのときに夫は妻が日頃から信仰していた地蔵尊に病気平癒の祈願を続けました。そんなある日、田付の夢枕に僧侶が現われ「地蔵の姿が書かれた紙を一万枚作り、川に流しなさい」と告げられ、その通りすると妻の病気が回復したそうです。これがお御影の始まりです。
そして御影の話には続きがあり、田付は毛利家の僧侶に御影を譲りました。その毛利家の女中が針を誤って飲んでしまったのですが、僧侶が田付からもらった御影の一枚を水で飲ませたところ、女中は針と共に御影を吐き出し助かったというのです。これが「とげぬき地蔵尊」といわれる由縁になったのです。

「とげぬき地蔵尊」への公共交通機関によるアクセスは、
JR巣鴨駅から徒歩5分。
都電荒川線 庚申塚駅から徒歩2分。
都営地下鉄 三田線 巣鴨駅から徒歩2分。