鳥羽
鳥羽と言えば一番に思いつくのは「鳥羽水族館」ですね。
「鳥羽水族館」は、飼育種類数が日本一の水族館として有名で、
その種類はなんと約1,200種にも及ぶそうです。
館内は、種類や棲息環境に合わせて12のゾーンに分けられ、
「パフォーマンススタジアム」では、アシカのパフォーマンスショーが見られ、
「人魚の海」ゾーンでは国内で唯一飼育しているジュゴンを見ることもできます。
そんな種類豊富な鳥羽の水族館ですが、
その中でもこの提灯にはラッコが描かれています。
それには理由があって、
かつて、鳥羽水族館からラッコブームがはじまったからです。
ラッコブームは、1983年にアラスカからラッコ4頭が鳥羽の水族館にやってきたことからはじまります。
それから国内で初めてラッコの繁殖を成功させ、
鳥羽水族館は「ラッコブーム」の草分け的存在となったのです。
最盛期の平成6年には国内にラッコは122匹もいたそうでうが、
米国が野生動物の捕獲を禁止した影響で
平成10年を最後にラッコの輸入は止まり、
2019年4月現在、国内には8匹しか飼育されていません。
近年では、鳥羽水族館で、
アドベンチャーワールド生まれの「ロイズ」を「メイ」とペアリングさせ、
繁殖を試みましたがうまくいかず、
後に「ロイズ」はサンシャイン水族館の「ミール」とのペアリングを試みたのですが、
残念ながら「ミール」が亡くなり、再び鳥羽の「メイ」とのペアリングを試みましたが、
やはりうまくいかないまま、今度は「ロイズ」が亡くなりました。
激減してしまったラッコも含め、
希少で貴重な動物たちに出会う事の出来る鳥羽水族館は、
鳥羽に行ったときには是非とも立ち寄りたいスポットですね。
また、水族館の近くから「鳥羽湾めぐりとイルカ島」を巡る
志摩マリンレジャーの遊覧船もおススメです。
JRまたは近鉄鳥羽駅から徒歩10分 。
参考資料:鳥羽水族館 OTONAMIE