1. TOP
  2. 栃木県
  3. 多気山

多気山

  • 多気山
    多気山

「多気山」の提灯です。「多気山」は栃木県宇都宮市にある376m程の小さな山です。その山の中腹には日光開山勝道上人の弟子尊鎮法師により創建された「多気山持宝院不動尊」があります。

「多気山持宝院不動尊」は、当初は「馬頭観音」を御本尊としていましたが、建武2年(1335年)8月1日、宇都宮9代城主藤原公綱公により今の本尊不動明王が御本尊として氏家の勝山城から当山に遷座されました。不動明王は真言密教の主尊である大日如来の化身とされ、多くの信仰をあつめている仏です。

本尊の不動明王坐像は、高さ1.73mの寄木造りで平安時代後期に製作されたと伝えられていて、火除け、商売繁盛の不動尊として親しまれています。また、本堂周りの社叢は市の天然記念物(暖帯と温帯の境に位置するため植物の種類が豊富な原生林)で、春には桜の名所としても知られています。

JR「宇都宮駅」から「関東バス」(立岩行)で約30分、「立岩入口」下車、徒歩10分。