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名馬「磨墨の里」

  • 名馬「磨墨の里」(正面)
    名馬「磨墨の里」(正面)

奥美濃明方、名馬「磨墨の里」の提灯です。
磨墨という馬は明方村(みょうがたむら)気良(けら)、
今の郡上市明宝村(めいほうむら)気良で産まれた。
明方村は平成4年に明宝村と名を変えたとの事です。
その為、提灯にも張り替えようの小さな紙が同封されています。
その郡上市明宝にある道の駅明宝には「名馬磨墨之像」があり、
提灯でも向かって左側に「描かれています。
また、この道の駅は大きな道の駅で
「磨墨の里公園」とも呼ばれています。

磨墨は、池月という馬と共に、
源平合戦の「宇治川の先陣争い」に登場する馬で、
大井競馬場で毎年秋に行われる
「池月・磨墨賞競走」というレース名にも使われています。
そんな伝説の名馬の誕生の地が郡上市明宝村なのです。

「宇治川の先陣争い」では、梶原景季の小細工で
池月に負けてしまう磨墨ですが、
磨墨はおっとりして気品があったようですから、
梶原景季の小細工がなくても、負けていたかもしれません。
一方、池月は 『平家物語』 でも生食(いけずき)と書かれていて、
「馬をも人をもあまり食うたれば」 とあり、
所かまわず噛み付くような馬だったそうですから、
戦いの場面では磨墨よりも向いていたのかもしれませんね。

提灯の裏面には郡上踊りの春駒の一節が記されていますが、
そこにも磨墨が出てきます。

♪ 郡上は馬どこ あの磨墨の 名馬出したも 気良の里

 名称:道の駅 明宝(磨墨の里公園)
 住所:郡上市明宝大谷1015
 電話:0575-87-2395

公共交通機関によるアクセス
 長良川鉄道越美南線の郡上八幡駅からバス。
 八幡観光バス 明宝線で約30分 明宝道の駅前
 1日5往復程度なので、バスでの訪問は
 なかなかハードルが高いです。

提灯ランク:C´