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曽木の滝

  • 曽木の滝
    東洋のナイアガラ
    曽木の滝



 「曽木の滝」は、滝幅210メートル、高さ12メートルの壮大なスケールを誇り、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。

 千畳岩の岩肌を削るように巨岩の間を流れ落ちる水流とその轟音は、訪れる人々を釘付けにするほど豪快です。
 一帯は「曽木の滝公園」として整備されており、四季の彩りも美しく桜や紅葉の季節には、イベントも開催されます。また園内には大型駐車場も整備されており、飲食店や土産物屋、レンタサイクルもあるので、多くの観光客で賑わいます。なかでも鯉料理や黒豚を使った料理は絶品だそうです。

 公園内の清水神社は縁結びと安産の神様が祭られています。この付近は、江戸時代に水運による米の輸送を行っており、その水路を開くために大規模な川浚えを行った歴史があります。またその当時の川浚え唄は今でも伝えられています。

 更に下流には、レンガ造りの曽木水力発電所跡がダム湖に残り、夏季には中世のお城を思わせる風貌で水面に姿をあらわします。新時代の景観を選ぶ「平成百景」で「曽木の滝」は第24位に入りました。

 「曽木の滝」の1.5km下流には、今でも明治の面影を強く残している「曽木発電所跡」があります。曽木発電所は明治42年に竣工し、その出力は当時国内最大級で、水俣のチッソなどにも送電していました。
 昭和40年に「鶴田ダム」の完成とともに「曽木発電所」は水没することになりましたが、現在では渇水期の5~9月頃に中世のヨーロッパの居城跡を思わせるレンガ造りの建物が姿をあらわします。その時期以外は大鶴湖の湖底に沈み、存在をも忘れさせます。また、周辺にはヘッドタンクやずい道跡なども残っており、土木遺産として貴重なものとなっています。

「曽木の滝」の観光案内ボランティアガイドを利用すると良いです。
30分・60分・90分の3コースから選べます。(事前連絡が必要)
※曽木の滝だけでなく発電所遺構や分水路なども見学したい場合は申込時に相談。
曽木の滝観光案内所(伊佐市観光ボランティアガイド)「伊佐の風」(0995-28-2600)に電話して申し込む。
申し込みフォームから申し込む。→株式会社工営エナジー
JR「新水俣駅」から「南国交通」(大口方面)で約50分、「大口」で下車。
JR「吉松駅」から「南国交通」(大口方面)で約1時間、「大口」で下車。
「大口」バス停から「伊佐市バス」に乗継、約20分、「曽木の滝入口」下車、徒歩10分(約1km)
南国交通」バス及び「伊佐市バス」の運行日、運行時間注意。運行しない日などあります。
アクセスのしやすさ☆☆☆☆★