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昭和新山&有珠山


昭和新山&有珠山の両面提灯です。
昭和新山側の上輪に菊紋が入っているので、こちらが正面でしょう。
向かって右側には「支笏洞爺国立公園」の短冊を前に
有珠山の噴火が描かれています。
向かって左側には昭和新山をバックに
有珠山ロープウェイが描かれています。
火山噴火をイメージしてか、背景色は赤で
黒の文字とのコントラストが美しい提灯です。

昭和新山はその名の通り、
昭和18年という割と最近の有珠山の噴火で
麦畑が隆起し、わずか2年ほどの噴火活動によってできた
溶岩ドームなのです。

当時、壮瞥郵便局長だった三松正夫氏が、
生成過程を観測し、国際火山会議で
「ミマツダイヤグラム」と命名されました。
三松氏は火山保護のためにこの地を購入し、
現在も子孫が受け継ぐ私有地で、
個人が所有する国の特別天然記念物は、世界的にも珍しいものです。

提灯そのものは比較的良好で、
大きな穴や破れもありません。
元箱もありません。