昇仙峡
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昇仙峡の片面提灯です。
提灯の左右にはそれぞれ昇仙峡の観光地が描かれ、向かって右には仙娥滝(せんがたき)、左には覚円峰(かくえんぼう)が描かれています。
共に紅葉を描き添えていることから、秋の昇仙峡をイメージして描かれているのでしょう。
唯一残念なのは、片面ということで、裏側に何も描かれていない点です。
描くものが何もないのなら仕方ないのですが、昇仙峡にはロープウェイなどもあるので、裏側にロープウェイでも描いてくれていたら、尚良かったと思います。
昇仙峡の正式名称は御嶽昇仙峡で、国の特別名勝にも指定されており、日本一の渓谷美とも言われています。
平成百景では、得票数は富士山に次ぐ堂々の第2位でもあります。
右側に描かれている仙娥滝の「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性嫦娥のことで、月を意味する言葉だそうです。
日本の滝百選(日本百名滝・日本百名瀑)にも選ばれています。
一方左側には昇仙峡のシンボルである覚円峰が描かれていますが、覚円峰は花崗岩の岩肌を削りながら落下している滝で
落差は30mあるそうです。