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島原城&雲仙

  • 島原城
    島原城

 「島原城」と「雲仙」の両面提灯です。「島原城」は長崎県島原市にあります。「島原城」は、元和4年(1618年)から「松倉豊後守重政」が7年の歳月を費やして築いたものです。城は当時「四壁山」「森岳」などと呼ばれた小高い丘を利用し切りとって石垣を積み、堀を掘って造り上げ、別名を「森岳城」とも言います。

 「島原城」は南北に連なる連郭式平城で、外郭は周囲約4kmの長方形で塀をめぐらし、城門が7か所、平櫓が33か所ありました。内郭は堀にかこまれた本丸・二の丸を設け、その北に藩主の居館である三の丸が続きます。本丸には五層の天守閣をはじめ、3か所に三重櫓がそびえ立つ豪壮堅固な城構えでありました。築城以来、松倉氏・高力氏・松平氏・戸田氏・松平氏と約250年間4氏19代の居城として歴史を生んできました。しかし、明治維新により廃城が決定し、明治7年に解体されて以来90年、天守閣無き城跡だけがその面影をとどめました。

 昭和35年に「西の櫓」を復元、次いで昭和39年「天守閣」、48年「巽の櫓」、55年「丑寅の櫓」などが矢挟間・鉄砲狭間を備えた長塀とともに復元されました。現在は、天守閣にキリシタンと藩政時代の郷土・民俗資料などを展示しています。

「島原城」へのアクセスは、
島原鉄道「島原駅」から徒歩5分。

 「雲仙」は、長崎県島原半島に位置します。観光地として有名で中でも「雲仙地獄」は人気の観光スポットです。
 「雲仙地獄」とは、雲仙の古湯と新湯の間の白い土(温泉余土)におおわれた一帯の事を指します。地獄とは仏教の教えで前世の悪業の苦報を受ける所という意味ですが、至る所から高温の温泉と噴気が激しく噴出し、強い硫黄臭が漂う中、湯けむりをもうもうと立たせるさまは、恐ろしげな地獄の景色そのものと言えるでしょう

 雲仙の温泉の泉質は硫酸酸性の硫黄泉で、強い酸性を示しています。温泉の最高温度は98℃、主成分は鉄イオン、アルミニウムイオン、硫酸イオン、リュウマチ、糖尿病、皮膚病に効果があります。

また、「雲仙ロープウェイ」に乗っての空中散歩も人気があります。「雲仙ロープウェイ」は仁田峠から標高1333mの妙見岳までは約3分で結んでいます。ゴンドラは足元近くも見られるような広い窓が特徴です。春にはツツジ、夏にはヤマボウシ、秋は紅葉、冬には霧氷と四季折々の雲仙の風景を楽しむことができます。

「雲仙地獄」へのアクセスは、
JR「諫早駅」から「島鉄バス」(雲仙行)で約80分、「島鉄バス雲仙営業所」バス停下車。
JR「長崎駅」から「長崎県営バス」(雲仙行観光特急)で約100分、「島鉄バス雲仙営業所」バス停下車。

「雲仙ロープウェイ」へのアクセスは、
「島鉄バス雲仙営業所」バス停から「乗合タクシー」で「仁田峠」下車。