渋高薬師 ~信州渋温泉巡浴祈願~
渋高薬師と渋温泉巡りの提灯です。
提灯の前面には最後に詣でる「渋高薬師」を中心に、
向かって右側には九湯めぐりの1~4番湯、
左側には5~9番(結願)湯をそれぞれ記載しています。
その内容は以下の通りです。
一番湯 初湯 効能は胃腸
二番湯 笹の湯 効能は湿疹
三番湯 綿の湯 効能は切り傷、おでき、子宝
四番湯 竹の湯 効能は痛風
五番湯 松の湯 効能は脊椎病
六番湯 目洗の湯 効能は眼病
七番湯 七操の湯 効能は外傷性緒障害
八番湯 神明滝の湯 効能は婦人病
結願湯 渋大湯 効能は子宝、リュウマチ、神経痛
渋温泉には、外湯の共同浴場が九つあり、
「九湯めぐり(厄除巡浴外湯めぐり)」ができます。
それぞれ源泉や効能が異なる外湯を、
祈願手ぬぐいにスタンプを押しながらめぐります。
最後に温泉街を見下ろす
「渋高薬師」へ参詣して印受すれば満願成就。
九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿の
ご利益があるといわれています。
提灯そのものは少し痛みがあり、
特に目立つのが正面の温の字の破れです。
他にも渋高薬師の薬にも破れがあり、
全体的に痛みが見受けられます。
元箱にもシミなどが多く、
少し残念ですが、
珍しい提灯なので、大切に保管したいですね。