せたな
せたなのシンボル奇岩「三本杉岩」
三角関係に例えた詩もあります
その他にも沢山の奇岩があります
「追分ソーランライン」は函館市から小樽市へ続く国道228号、229号線の通称です。この「追分ソーランライン」の中でもせたな町の海岸線から見えるのが日本海の荒波が作り出した奇岩、怪岩です。
せたな町の大成区の長磯海岸には溺れそうな子熊を親熊が救おうとしているように見える「親子熊岩」や「マンモス岩・タヌキ岩」、瀬棚区には提灯にも描かれている「三本杉岩」の他に岩にぽっかりと穴のあいた「窓岩」、「わっかけ岩・ろうそく岩、獅子岩・亀岩」など、いくつもの奇岩が並んでいます。
なかでも「三本杉岩」はせたな町のシンボル的存在で、その高さは約30mもあり、三本のうち二本は根元で繋がっているのですが、一本だけやや離れて孤立しています。そのことを提灯にも描かれているように「主は瀬棚の三本杉よ、二本離れてわしゃ一人」と三角関係の悲恋に見立て詠まれた詩もあります。この景観は「狩場茂津多道立自然公園」の一部に指定されています。
せたな町と聞いて鉄道ファンなら国鉄瀬棚線を思い浮かべる人も多いと思います。せたな町の「生涯学習センター」では瀬棚線の資料や瀬棚駅周辺をNゲージで再現したジオラマなどが展示されています。