関野鼻
断崖絶壁の景勝地です。
地震の影響で一部が崩落しました。
現在は少しづつ整備が進んでいます。
能登半島国定公園は石川県および富山県の能登半島の海岸部にある海岸、島・湖沼・河川の海岸の自然を中心とした国定公園です。その公園を代表する景観の一つが「能登金剛」と呼ばれる「福浦港」から「関野鼻」までの海岸線です。険しい断崖と荒波が作り出した奇岩が続いています。
「関野鼻」は、岬の形状が龍の鼻に似ているところから名づけられた景勝地で、石灰岩などの水に溶けやすい岩石が、波や雨水によって浸食されてできたカルスト地形で、無数の甌穴(おうけつ)や溶食された盆地が広がります。岬一帯は複雑に入り組んでいて、「銭洗の池」や義経と弁慶が岩の試し切りによって道筋を決めたと伝えられている「義経一太刀岩」「弁慶二太刀岩」、「関野鼻弁財天」と「裸弁財天」を祀る海食洞などを見ることができます。小説「ゼロの焦点」の舞台となった「ヤセの断崖」もすぐ近くにあり、散策道からは「関野鼻」を様々な角度から楽しむことができます。
平成19年に能登半島地震が起きて、石灰岩でできた海岸だったためか、各所で崩落が起きて現在は社殿も洞窟も立ち入り禁止になっています。またレストハウスである「関野鼻パークハウス」も同様に一部崩落し、その後は営業停止となってしまったことで廃墟化し、最終的に現在は取り壊しされています。
「関野鼻」への公共交通機関でのアクセスは、
JR羽咋駅から「北鉄能登バス」(富来行)で50分、「富来」バス停下車。
「富来」バス停から「北鉄能登バス」(門前行)で40分、「関野」バス停下車、徒歩5分。
JR羽咋駅から「北鉄能登バス」(富来行)で50分、「富来」バス停下車。
「富来」バス停から「北鉄能登バス」(門前行)で40分、「関野」バス停下車、徒歩5分。