札幌
1957年(昭和32年)に高さ147.2mメートル、総工費1億7,000万円かけてで作られた「さっぽろテレビ塔」の設計者は、「東京タワー」や大阪の「通天閣」を設計した内藤多仲さんです。
映画などの作品にも度々登場し、「ゴジラ」関連の映画では大破されるシーンも多くあります。
また「テレビ塔」ではありますが、現在は電波の発信は行っていません。
360°札幌のパノラマ風景を楽しむことのできる地上90mの高さの展望台からは、四季折々の札幌の風景を楽しむことができ、天気がよければ石狩平野や日本海をも見渡すことができます。
とくに、雪まつりが開催される冬の展望台からの景色は最高です。
また、閉館後の30分間ではありますが、1日1組限定で展望台を貸切ることができる「特別プラン」があり、日本新三大夜景に認定された札幌の街灯りをカップルや夫婦で独占することができます。
札幌市営地下鉄「大通駅」(東西線・南北線)27番出入口から徒歩5分。
札幌市営地下鉄「大通駅」(東豊線)27番出入口から徒歩1分。
JR「札幌駅」南口から徒歩15分。
札幌のもうひとつの名所とも言えるのが「札幌時計台」です。
正式名称は「旧札幌農学校演武場」。
国指定重要文化財でもあります。
たびたび「がっかり名所」や「日本三大がっかりスポット」なんて揶揄されることもありますが、毎正時に鐘の音を鳴らし、130年もの間、札幌の発展を見守り続けてきた歴史的建造物です。
元々は、北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として、初代教頭のクラーク博士の構想に基づき1878(明治11)年に建設されました。
札幌農学校の一施設として利用されてきた時計台は、北海道の開拓史を語る上で欠かせない存在です。
また、時計台に設置されている塔時計の機械は、ほぼ設置当時の状態のまま現在も動いています。
塔時計としては日本最古で世界的に見ても明治期から現在に至るまで動いている時計は他にあまり例がないと言われ、貴重な時計なのです。
JR「札幌駅」南口から徒歩10分。地下鉄「大通駅」市役所側出口から徒歩2分。