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佐渡金山

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    佐渡金山

佐渡金山は、近世におけるわが国最大の金銀山で、その開発は慶長初期にさかのぼるといわれています。
江戸時代には徳川幕府の直轄の天領として佐渡奉行所が置かれ、小判の製造も行われ幕府の財政を支えました。
明治維新後には西洋の技術者を招いて機械化・近代化が図られましたが、明治29年には三菱合資会社に払い下げられ、その後も日本最大の金銀山として大いに発展しました。
そして平成元年3月に資源枯渇の為に操業を休止し、400年近くに及ぶ長い歴史の幕を閉じました。

今でも町のなかには、金銀山にかかわる様々な史跡と、そのなかで暮らした人々の文化のあとが数多く残っています。
中でも金山遺跡の相川鉱山関係遺跡が「佐渡金山遺跡」として国史跡、国の重要文化財、国近代産業遺産、国重要文化的景観に指定されています。

坑道は蟻の巣のように何層にもなっており総延長は実に約400kmに及び、東西3000m、南北600m、深さは海面よりも低く800mにまで広がっています。
そのうち約300mを観光ルートとして公開しており、採掘風景を再現した人形が70体あまり設置されています。
見学できる坑道は、「宗太夫坑」と「道遊坑」の2つに分かれています。

「宗太夫坑(そうだゆうこう)」は、「江戸金山絵巻コース」とサブタイトルついていて、江戸初期の手掘り坑道跡が見学できるようになっており、動く人形などによって再現されています。
内部の気温は10℃位で夏でも寒いくらいなので、長袖の上着などがあると良いです。

「道遊坑(どうゆうこう)」「は明治官営鉱山コース」というサブタイトルで、明治に入って近代化された坑道や鉱山設備が展示されています。
坑道を含め、トロッコ、機械工場、粗砕場など多くの設備が操業当時の姿のままで残されています。

佐渡金山へのアクセスは、
JR「新潟駅」から「新潟交通バス」の「朱鷺メッセ・佐渡汽船方面」で約15分。
「佐渡汽船」バス停で下車。徒歩すぐ。
「新潟港」から「佐渡汽船」の「カーフェリー」で2時間半又は「ジェットフォイル」で1時間5分。
「両津港」で下船。
「両津港佐渡汽船」バス停から「新潟交通」の「本線」で約50分。
「佐渡金山前」バス停下車。徒歩すぐ。
(※佐渡金山まで直通するバスは3往復程度しかありませんので注意が必要です)

参考:日本の国内旅行ガイド