佐渡
「佐渡」は新潟県佐渡島の全域が「佐渡市」になります。本州とは「新潟港」と「両津港」を結ぶカーフェリーまたはジェットフォイルで、「直江津港」から「小木港」は高速カーフェリーでそれぞれ佐渡汽船が結んでいます。
提灯に描かれている民謡「佐渡おけさ」は、おけさ節の代名詞といわれるほど有名です。
この民謡はもともと「佐渡おけさ」という曲名でなく、ハンヤとか伝える場所の地名をとり「相川おけさ」、「小木おけさ」や、単に「おけさ」などと呼ばれていました。
大正時代になって相川の民謡保存団体が「相川おけさ」をレコードへ吹き込む際に、レコード会社の商策として「相川おけさ」よりも「佐渡おけさ」の方が通りがよいということで、曲名を変えて販売したのが「佐渡おけさ」という曲名誕生の真相であると言われています。
現在の「佐渡おけさ」には必ず踊りが付き、十六足と言われ、小木の芸妓たちが船乗り達から聞いたハイヤ節に合わせて、お座敷で披露するために振り付けたものだと言われています。
現在、残念ながら「佐渡おけさ」を常時鑑賞する施設やイベントはありません。