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小幡

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 「小幡」の提灯です。「小幡」は、群馬県群馬県甘楽郡甘楽町にあります。ざっくり言えば「高崎駅」から電車と徒歩で1時間程度の所にあります。

 甘楽町の小幡地区は、鎌倉時代から戦国時代にかけて、豪族「小幡氏」の根拠地として栄えた場所で、1615年(元和2年)に織田信長の次男、織田信雄が上州小幡2万石及び大和国宇陀郡3万石が与えられ、8代152年に渡り織田家が支配した後、松平氏が入封し明治維新を迎えました。その後は1959年(昭和34年)小幡町・福島町(一部富岡市に合併)・新屋村が合併し、現在の「甘楽町」が誕生しました。それほど古い建物が数多く残っているわけではありませんが、織田信雄らの墓が残されているなど、織田信長が亡くなって以降の織田家を語る上では、欠かせない場所となっています。

 中でも「楽山園」は、江戸時代初期に織田氏によって造られた小幡藩邸の庭園で、池泉回遊式(庭を眺めるだけでなく、歩いても楽しめる庭園)の借景庭園で、「戦国武将庭園」から「大名庭園」へと移行する過渡期の庭園と位置付けられ、京都の桂離宮と同じ特色があります。

 「楽山園」から500m位の所に城下町小幡の古い町並みが残っています。雄川櫃の流れと桜並木が美しいです。

「楽山園」へのアクセスは、
上信電鉄「上州福島駅」から「無料貸し自転車」で約20~30分です。