能登半島
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国定公園を冠する能登半島の提灯です。
向かって右側には奉灯祭(ほうとうまつり)、左側には御陣乗太鼓(ごじんじょうだいこ)の様子がそれぞれ描かれています。
奉灯祭は石崎奉灯祭(いっさきほうとうまつり)の事で、能登半島の漁師町、七尾市石崎町で行われる奉燈を担ぐ灯籠神事のことです。
石崎の奉灯(キリコ)は高さ15m、幅3m、重さは2tもあり、キリコ祭りとして最大級で、キリコを担ぎ「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」と威勢のよい掛け声とともに町内を練り歩きます。
御陣乗太鼓とは、能登半島の輪島市名舟町に伝わるもので、上杉勢が名舟村へ押し寄せてきた際に村の古老の指図に従い、
樹の皮をもって仮面を作り、海草を頭髪とし、太鼓を打ちならして上杉勢を退けたことが由来になっているようです。