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納沙布岬&根室

  • 納沙布岬
    クナシリ島
    納沙布岬
    本道最東端

 日本の本土最東端にある納沙布岬は、北方領土を間近に見る事ができ、「望郷の岬」という名前で整備されています。岬にある「望郷の家」や「北方館」には、北方四島に関する資料などが展示されており、北方領土を身近に感じることができます。他にも高さ90を越える「オーロラタワー」や「平和の鐘」というモニュメントもあります。「オーロラタワー」の展望台からの風景は絶景で、納沙布岬から望む一面の海には、夏にはラッコ、冬は流氷、春から初冬にかけてはネズミイルカやミンククジラなども観察でき、四季を通して様々な表情を見せてくれます。

 提灯に描かれている「エトピリカ」は、日本では北海道の道東の一部、根室市のユルリ島とモユルリ島、浜中町浜中小島で繁殖しています。チドリ目ウミスズメ科の海鳥で、体長は40cm位。全身は黒色で、大きなくちばしは橙色、足も橙色、頭部の上部・顔面は白色、東部の後ろには飾り羽がついていておしゃれな鳥です。黒に白にオレンジとあざやかで派手な鳥です。黒とオレンジの色合いと白い飾り羽から、別名は「花魁鳥(おいらんどり)」とも言われ、日本語の「エトピリカ」は、アイヌ語で「くちばし(エト)が美しい(ピリカ)」と言う意味です。
根室市の「落石ネイチャークルーズ」では他の地域で見ることの出来ない「エトピリカ」などの野鳥や、北海道根室の海を飛び交う自然のままの鳥たちの生態を間近で観察することが出来ます。

 もうひとつ提灯に描かれてる「アザラシ」。根室市の別海町の観光船「別海町観光船」は、北海道の知床半島と根室半島の中間にある「野付半島(のつけはんとう)」と、その向かいにある港町、「尾岱沼(おだいとう)」を結ぶ観光船です。(5月中旬~10月末日まで運行)
野付半島へ行く「トドワラコース」の他にも、近くて遠い北方領土の国後島を間近に臨む「国後島コース」や、根室海峡のいきものを探しに行く「ネイチャーウォッチングコース」、大人気の期間限定「アザラシウォッチング」や「アラハマワンド潮干狩りコース」などもあり、楽しみ方はさまざまです。

「オーロラタワー」へのアクセスは、
JR「根室駅」から「根室交通」バスで約45分、「納沙布岬」で下車。すぐ
JR「釧路駅」から「阿寒バス」(釧路羅臼線・釧路標津線)で標津バスターミナルへ。
標津バスターミナルから「阿寒バス」(尾岱沼線)で約20分、「尾岱沼」下車。
(尾岱沼線は1日1往復平日のみ)