野口英世
1876(明治9)年、福島県猪苗代に生まれた野口英世は1歳半の時に左手に大やけどを負いましたが、恩師・友人・家族の励ましと援助を受けその苦難を克服しました。
左手の手術により医学のすばらしさを実感し、自らも医学の道を志しました。
アメリカのロックフェラー医学研究所を拠点に世界で活躍し、ノーベル賞の候補にも挙がりました。
1928(昭和3)年、西アフリカのアクラ(現ガーナ共和国)で黄熱病の研究中に感染し51歳で亡くなりました。
野口英世の生家のある場所には記念館が建てられました。
それが「野口英世記念館」です。
野口英世の生家の中でも、必見なのが、床柱と囲炉裏です。
床柱には決意文が刻まれており、1896(明治29)年、19歳の英世は、医術開業試験受験のため上京する時、生家の床柱に「志を得ざれば再び此地を踏まず」と刻みました。医者になれなければ生まれ故郷には帰ってこないという強い決意が読み取れます。
また、英世が1歳半の時にやけどを負ってしまった囲炉裏もあります。
母シカが小川で洗い物をして、わずかに目を離したすきに、この囲炉裏に体全体で落ちてしまいました。左手の指は火傷により、まるで松の木の瘤のように癒着してしまいました。そのほかにも体のあちこちにやけどの跡があったそうです。
「野口英世記念館」へのアクセスは、
JR「猪苗代駅」から「磐梯東都バス」(会津レクリエーション公園行)で約10分、「野口英世記念館」バス停下車。
JR「猪苗代駅」から「磐梯東都バス」(会津レクリエーション公園行)で約10分、「野口英世記念館」バス停下車。