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西木温泉クリオン

  • 西木温泉クリオン(正面)
    西木温泉クリオン

西木温泉ふれあいプラザ「クリオン」の提灯です。

秋田県は「セリオン」や「クリオン」など、
〇リオンという名前が多いのでしょうか?

西木温泉クリオンの温泉はアルカリ性で
お肌がつやつやになる効能があり、
湯冷めしにくいのが特徴です。
麗女(びじん)の湯とも言われています。

レストランでは、旬の山菜のほか地元の食材を使った料理から
各種定食なども揃えており、
団体でのご宴会やご昼食にも利用できる
和風宴会場も完備しています。

当館の周辺には、全国でも数少ない
カタクリの群生地があるほか、
角館の武家屋敷や田沢湖など、
観光拠点としても、お休み処
としても人気があります。

提灯の向かって右側には
「カンデッコあげ」と「松葉の裸参り」が描かれています。

「カンデッコあげ」とは、
朴(ほお)の木で作った小型の鍬をカンデッコと言い、
このカンデッコとクルミの木で作った男根を
しめ縄の両端に結んで一対にし、
これを神木である桂(市指定天然記念物)に
豊作、縁結び、子宝、家内安全など
その年への願いを込めて投げかけるものです。

狙いどおりに掛かると願いが叶えられると言われ、
またその掛かったものを外して、
栗や柿等の果樹に掛けると多くの実を結ぶと伝えられ、
豊穣多産、災厄退散を願う中里塞之神の小正月行事です。

「松葉の裸参り」は
桧木内川の清流で身を清めた若者たちが、
藁で編んだ「けんだい」(腰みの)を腰につけ、
白足袋にわらじ履きでかけ声勇ましく集落内を走ります。
途中の4つ角にいる役方から「ねじり初穂」と「ロウソク」を受け取り、
一気に旭山に駆け登り、
金比羅宮に無火災を祈願、祈願が済むと御神酒をいただき、
腰の「けんだい」と結びひもを切ったわらじを神木に結わえ付け、下山します。
若者たちが帰った当番宿では、
内神様にお灯明をあげ無事祈願を終えた旨を報告します。
その後直会(なおらい)が行われます。
裸参りに参加できる家は、俗に言う「忌み」に1年間かからない家。
また、お産や妊娠している女子のいる家は除かれます。

提灯の向かって左側に描かれた「紙風船あげ」は
武者絵や美人画が描かれ、
灯火をつけた巨大な紙風船が、
きらめく星々のごとく真冬の夜空に舞う年中行事です。
以前は五穀豊穣や家内安全を願う「虫焼き」
(田圃に稲わらを積み火をつけるもので、どんと焼き、天筆とも呼ぶ)
と同時に行われ、民族信仰の遺産と位置付けられています。
秋田県を代表する冬の風物詩となりました。

裏面には、クリオンの施設と
田沢湖、御座石神社が描かれています。

ルリ色の湖面とたつこ姫伝説に彩られる田沢湖は、
周囲約20キロメートルのほぼ円形の湖です。
水深423.4メートル、日本一の深さを誇っています。
神秘的な雰囲気をたたえた湖は、
四季折々に表情豊かで、
訪れる人々を楽しませてくれます。

御座石神社という社名は、
慶安3年(1650年)に秋田藩主佐竹義隆公が
田沢湖を遊覧した際、
腰をかけて休んだことに由来します。
朱塗りの鳥居のそばには、
1本の木から7種類の木が生えた「七色木」や、
たつこが飲んで龍となった「潟頭の霊泉」、
たつこが姿を映した「鏡石」などの名所もあります。

湖畔には歴史ある名所・旧跡のほか、
レジャースポットも充実しており、
ドライブやサイクリング、
遊覧船などさまざまな楽しみ方があります。

提灯は目立つ穴や破れはなく程度良好です。
元箱はありません。