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なまはげ

  • なまはげ(正面)
    なまはげ(正面)

 「なまはげ」の提灯です。「なまはげ」とは、男鹿半島の伝統的な民俗行事で、大晦日の夜に「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」などと叫びながら、地域の家々を巡るものです。
今では、国重要無形民俗文化財に登録されています。

 「なまはげ」の語源は、「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉が訛ったものといわれています。
囲炉裏に長時間あたっていると、火斑と呼ばれる赤い斑点が手足にでることがあり、囲炉裏にばかりあたって怠けている者を戒めるため、「ナモミを剥ぎ取りに来る存在」が「なまはげ」なのだそうです。

 提灯の右側には「魔除け」と書かれた包丁を握るなまはげの腕が描かれ、顔は裏面に堂々と描かれています。
「魔除け」の意味なのですが、「なまはげ」が纏っているケデ(藁を編んだモノ)から落ちたワラは神聖なもので魔除けになると言われ、縁起が良い、病気をしない、健康になるとして戸口に止めておいたり頭に巻いたりしてお守り代わりにされるそうです。ですが、無理やり引き抜いたワラはご利益が抜けてしまうそうなので、落ちたワラを探して拾うようにしましょう。

 行事としての「なまはげ」を見る為には、大晦日に行かなくてはなりませんが、「なまはげ」については、
多種多様な面や衣装を展示する「なまはげ館」にて詳しく知る事ができます。

「なまはげ館」へのアクセスは
JR男鹿線の羽立駅からタクシーで15分。バスなどはありません。
これだと、アクセス悪すぎるので、
男鹿半島あいのりタクシーなまはげシャトルで観光するのがおススメです。
これであれば、JR男鹿線の終点である男鹿駅から
「あいのりタクシー」で行くことができます。
しかも、前日21時(電話は17時)までの予約制で1名様からOKです。
この「あいのりタクシー」を利用すれば、「なまはげ館」だけでなく、「男鹿真山伝承館」、「真山神社」、「男鹿水族館GAO」、「入道崎」、「男鹿温泉」など男鹿の観光地を便利に巡ることができます。