宮本武蔵
宮本武蔵は、江戸時代初期の剣術家、兵法家、芸術家で二刀を用いる二天一流兵法の開祖です。
京都の兵法家の吉岡一門との戦いや巌流島での佐々木小次郎との決闘が後世では演劇、小説など様々な映像作品の題材になっています。
出生地については、『五輪書』に「生国播磨」の記載があり、養子・伊織が建立した『小倉碑文』、江戸中期の地誌『播磨鑑』や「泊神社棟札」(兵庫県加古川市木村)等の記載による「播磨生誕説」(兵庫県高砂市米田町)と、江戸時代後期の地誌『東作誌』の美作国宮本村で生まれたという記載による「美作生誕説」があります。
「美作生誕説」は、吉川英治の小説『宮本武蔵』などに採用されたため広く知られ、岡山県および美作市(旧大原町)などは宮本武蔵生誕地として観光開発を行っています。
その最たるものが智頭鉄道の駅に命名した「宮本武蔵駅」ではないでしょうか。
人名をフルネームで使用し、宮本武蔵を観光にしようという強い意思が伝わってきます。
宮本武蔵の生家跡と言われる家は、提灯にも描かれているように湯郷温泉の近くにあります。
元々は約60m四方の大きな構の中に立つ大きな茅葺の家で、神社のそばにあったことから「宮本の構(みやもとのかまえ)」と呼ばれていたそうです。
建物は昭和時代に火災により焼失、昭和17年に現在の瓦屋となりましたが、大黒柱の位置は昔と変わらないと伝えられています。
昭和34年には宅跡が「岡山県史跡」に指定されました。
外観のみ見学可能で、入口脇には熊本県宮本武蔵顕彰会による「宮本武蔵生誕地記念碑」も建立されており、旧熊本藩主細川護成候の染筆により「宮本武蔵生誕地」と刻まれています。
宮本武蔵生家跡へのアクセスは、
智頭急行「宮本武蔵駅」から徒歩10分。
智頭急行「宮本武蔵駅」から徒歩10分。
参考:wikipedia みまさか観光ナビ