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夫婦岩&二見浦


夫婦岩&二見浦の両面提灯です。
上輪の菊紋が夫婦岩側にあるので、
夫婦岩が正面で、裏面が二見浦でしょう。
向かって右側には日の出の夫婦岩、
左側には無事カエルの文字にカエルが2匹描かれています。

夫婦岩は二見浦のシンボル的存在で、
大小二つの岩を注連縄で結んでおり、
沖合700mの海中に沈む猿田彦大御神の霊石と
日の大神(太陽)を拝する鳥居としての役割も果たしています。
夫婦和合の象徴とも言われます。

夏至の日には、この夫婦岩の真ん中からご来光が見られます。
夏至前後約二か月の5月~7月には
夫婦岩の間から上がる太陽が見られます。
また、秋~冬には夫婦岩の間から満月を見ることが出来ます。

提灯の左側に描かれているカエルは、
夫婦岩付近に沢山置かれているカエルの置物(奉納品)とも関係していますが、
この二見興玉神社には猿田彦大神が祭れてます。
猿田彦大神は天照大神が天孫降臨の際や
伊勢神宮御鎮座の際に道案内をしたということで、
交通安全の守護神として信仰を集めているのだそうです。
そして、猿田彦大神は道案内を務めたことから、
「道開き(導き)の神」といわれているそうで、
蛙は猿田彦大神の使いと信じられているのだそうです。
そんなこんなで、実際に無事に帰ることができたら、
「ありがとうございます」ということで
献納されたかえるがいっぱい並んでいるそうです。

提灯そのものは目立った穴や破れもなく
程度は良好です。元箱はありません。