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松島&瑞巌寺 Part2

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    日本三景
    松島

 宮城県の景勝地、日本三景のひとつ「松島」。その「松島」にある「瑞巌寺」は、JR松島海岸駅から歩いて10分ほどのところ松島湾の近くにあり、松島の観光では絶対にはずせないスポットと言って良いでしょう。

 「瑞巌寺」の正式名称は「松島青龍山瑞巖円福禅寺(しょうとうせいりゅうざんずいがんえんぷくぜんじ)」です。
天長5年(828)、慈覚大師円仁によって開創された奥州随一の古刹で、「延福寺」と呼ばれていました。延福の寺号は天台宗の総本山、延暦寺に由来します。正元元年頃(1259)臨済宗に変わり寺名も「円福寺」へと改名されました。

 現在の建物は、慶長14年(1609)、伊達政宗公が桃山様式の粋をつくし、5年の歳月をかけて完成させたものです。建築にあたっては、諸国から名工130人を集めたほか、建材も熊野山中から取り寄せるなど、奥州の覇者としての意気込みが伝わります。造営の縄張には政宗自ら縄頭を執ったことからも政宗が心血を注いだことが窺われ、奥州の覇者としての意気込みが伝わります。

瑞巌寺へのアクセスは、
JR「松島海岸駅」から徒歩10分。

 松島のシンボル「五大堂」は、大同2年(807)坂上田村麻呂が東征のとき、毘沙門堂を建立し、天長5年(828)慈覚大師円仁が延福寺(現在の瑞巌寺)を開基の際、「大聖不動明王」を中心に、「東方降三世」、「西方大威徳」、 「南方軍荼利」、「北方金剛夜叉」の五大明王像を安置したことから、「五大堂」と呼ばれるようになりました。

 秘仏とされる五大明王像は、五代藩主吉村が500年ぶりにご開帳した1700年代以降、33年に一度ずづご開帳されるようになりました。

 現在の建物は、 伊達政宗が慶長9年(1604)に創建したもので、桃山式建築手法の粋をつくして完工したものです。堂四面の蟇股にはその方位に対して十二支の彫刻を配しています。

五大堂へのアクセスは、
JR「松島海岸駅」から徒歩10分。中央桟橋のそば。