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高野山②

  • 高野山
    弘法大師
    高野山

「高野山」の提灯です。提灯の向かって右側には、「ありがたや 高野の山の岩かげに 大師はいまだ おわしますなる」とあります。この歌は、高野山の奥の院中の橋東20mのところにあり、天台宗総本山、比叡山延暦寺座主であられた「慈鎮和尚」の作だそうです。弘法大師の教えが、真言宗のみならず、宗派を超えたものであった事がうかがえます。

一方、向かって左側には根本大塔が描かれています。根本大塔は、高野山・壇上伽藍の中心であり、高野山全体の修行の場としての中心であり、そのまたさらに中心となる場所です。

その根本大塔の頭上には寺紋が二つ描かれています。「五三の桐」と「三頭右巴」(さんとうみぎどもえ)の寺紋です。
「五三の桐」は、豊臣秀吉拝領の青厳寺の寺紋。「三つ巴」は、高野山の鎮守・丹生都比売神社の家紋です。一般に寺紋は、一つですが、金剛峯寺はこの二つで寺紋とされています。いわゆる神仏習合の象徴的なイメージかもしれません。

高野山奥の院へのアクセスは、
南海電鉄「高野山」駅から「南海りんかん」バス(奥の院行)で約20分。
「奥の院」バス停下車。徒歩10分