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皇居

  • 皇居(正面)
    皇居(正面)

皇居の提灯です。
皇居は、徳川幕府の居城であった江戸城が、
明治元年に皇居となり、その2年後に
明治天皇が千年余りお住まいであった京都から
この地にお移りになられ現在に至っています。

皇居は、天皇の平常時における宮殿・住居で、
東京都千代田区にあります。
広さは東京ドーム約25個分で、
皇居東御苑、北の丸公園、皇居外苑と一部の施設を公開しており、
散歩も気軽に楽しめるのですが、近年では、
皇居外苑を走る皇居ランナーが有名ですよね。

そんな皇居の提灯ですが、
見どころが沢山あります。
その中でも、この提灯に描かれているのは
正面に「二重橋」、
右に描かれているのが「桃華楽堂」
そして左には新宮殿と松の塔、
裏面には二の丸庭園がそれぞれ描かれています。

「二重橋」は良く皇居の象徴的な物として、
テレビなどにも登場しているので、馴染みがあると思います。
残念ながら一般の方はこの橋を渡ることはできませんが、
皇居の参観手続きを事前に行えば渡ることができるそうです。

「桃華楽堂」は、収容人員は200名の音楽堂で、
音楽好きの香淳皇后さまの還暦記念として建設されました。
鉄仙の花弁をかたどった屋根と八面体の珍らしい建物で、
ホール外壁のモザイク・タイルの図柄は、
各面とも大きく羽ばたく鳥を抽象的に描いたものに、
日月星・衣食住・風水火・春夏秋冬・鶴亀・雪月花・楽の音・松竹梅と
八面の正面から左へ順に陶片であしらっています。

現在の「二の丸庭園」は、回遊式の庭園で、
昭和43年の皇居東御苑の公開の開始に当り、
九代将軍徳川家重の時代に作成された
庭園の絵図面を参考に造られたものだそうです。

「新宮殿」は、外国のお客様をお招きして晩餐会などを開いたり、
親任式をしたり、歌会始をしたりする宮殿です。
テレビのニュースなどでも良く登場します。
正殿,豊明殿,長和殿,連翠,千草・千鳥の間など
7つの棟から構成されています。

「松の塔」は、東庭の西北隅にあり、
緑青発色した銅版で包まれた
若松の葉と葉の間から光を灯すように造られた照明塔で
吉祥としての松の強い生命力が表現されています。

提灯は、残念ながら少し劣化しており、
小さな穴やシミが散見されます。
元箱はありません。