岸和田城&だんぢり祭
「岸和田城」は、元弘4年(1334)、楠木正成の一族・和田高家が今の城よりも東側の野田町に築いたのが始まりとされています。本丸と二の丸を連ねた形が、ちぎりに似ているため、千亀利城(ちきり城)とも呼ばれています。(「ちきり」とは機(はた)のたて糸をまく器具のこと)
岸和田城は、羽柴秀吉の紀州征伐の拠点として再築城され、江戸時代には徳川家康の妹の子である岡部宣勝が入城し、岡部氏13代の居城となりました。
有名な「岸和田だんじり祭り」は岡部氏3代・長泰の時代にはじまったといわれています。
現存も城址には石垣や堀が残っており、内堀石垣の下部には犬走りを見ることができます。
また1954年(昭和29年)には復興天守が建てられ、天守で結婚式を挙げることもできます。
岸和田城へのアクセスは、
南海本線「岸和田」または「蛸地蔵」駅より徒歩7分。
南海本線「岸和田」または「蛸地蔵」駅より徒歩7分。
「だんじり祭り」は、江戸時代中期にはじまり、およそ300年の歴史と伝統を誇ります。この地で生まれ育った庶民の手によって連綿と受け継がれ、今日まで育まれてきました。日中は繊細かつダイナミックな曳行、夜は美しい提灯に飾られた華麗なだんじりの姿に心奪われるはずです。例年9月に行われます。