川治温泉
「川治温泉」は栃木県日光市にある温泉です。開湯は江戸時代で、会津街道の宿場町として、また湯治の場として古くから親しまれてきました。泉質はアルカリ性単純泉で、神経痛やリウマチなどはもちろんのこと、怪我に対する効能があるとされ、「傷は川治、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と称されました。
「川治温泉」の温泉街は、「鬼怒川」と「男鹿川」の合流する渓谷にある小さな温泉街で、「男鹿川」沿いに約10軒の旅館とホテルが立ち並んでいます。川沿いには「岩風呂」の愛称がある共同浴場(露天風呂)の薬師の湯も存在しています。
温泉街には、女陰の形をした霊石の「おなで石」が祀られていて、昔から女陰の亀裂に沿って撫でながら祈願すると、子宝、縁結び、安産などに霊験があるとされています。
「川治温泉」から下流へ進むと、景勝地「龍王峡」へ続く遊歩道も整備されていて、緑の匂いや川のせせらぎを感じながら散策やトレッキングを楽しむことができます。
野岩鉄道「川治温泉駅」下車、徒歩10分