上高地
上高地は、長野県松本市にある標高約1,500メートルの山岳景勝地です。
中部山岳国立公園の一部として、国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されています。
この「上高地」の提灯は河童の形をしています。そもそもなぜ「河童」なのかということですが、上高地のシンボル的存在とも言える「河童橋」からきているものと思われます。
「河童橋」は、梓川にかかる全長36.3m、幅3.1mの、カラマツ製の吊り橋で、人工物でありながら、自然と融合した風格のある存在です。橋の上からは穂高連峰や岳沢、清冽なる梓川の流れ、陽光に煌めき揺れる川辺のケショウヤナギやカラマツ、そして振りかえれば時折噴煙たなびく焼岳が展望できる絶好の撮影、ビュースポットとなっています。
「河童橋」という名前の由来には「その昔、ここに河童が住んでいそうな深い淵があった」とか、「橋のなかった時代、衣類を頭にのせて川を渡った人々の姿が、河童に似ていた」など諸説あるようです。
芥川龍之介(1892-1927)が昭和2年(1927)に発表した小説「河童」のなかで、上高地や河童橋が描写されていることで、その名が広く知られるところとなりました。
上高地へのアクセスは、
松本電鉄「新島々駅」から「アルピコ交通バス」で1時間5分、「上高地」下車。
松本電鉄「新島々駅」から「アルピコ交通バス」で1時間5分、「上高地」下車。