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鹿教湯温泉

  • 鹿教湯温泉(正面)
    鹿教湯温泉

鹿教湯温泉は、その字の如く、「鹿が教えた湯」として伝わる温泉です。
その昔、信仰心の強い猟師がいました。
その猟師は、一頭の肉付きのいい立派な鹿を見つけ射止めましたが、なんと矢が刺さったまま、鹿は山奥へ逃げてしまいました。
猟師はその鹿をどうしても見つけたくて山奥に探しに行くと、なんと水浴びをしている矢の刺さった鹿を見つけることができました。
最後のトドメを刺そうと鹿に近づくと、その鹿は矢が刺さり怪我していたにも関わらず、元気に走り去ってしまいました。
「不思議だな」と思って、鹿が水浴びしていた水に手を入れてみると、なんと温泉でした。
すると猟師の前に文殊菩薩様が現れ、「日頃から信仰心が厚いそなたに湯のありかを教えてあげたのだ。この湯を世間に知らしめてくれ」と告げたそうです。
こうして村人たちは、鹿が教えた湯と言うことで『鹿教湯(かけゆ)』と呼ぶようになったそうです。
今でも、文殊菩薩様の教えを守り、「この鹿教湯のお湯につかって、病気や怪我を治すとよい。」と大切に言い伝えられてきています。

泉質は単純温泉でほぼ無色透明。
効能は浴用としては、高血圧症、動脈硬化症、脳卒中の後遺症、慢性関節リューマチ、慢性筋肉リューマチ、神経痛、骨及び関節等の運動障害および疲労回復。
飲用としては、便秘を主とする整腸作用、胆汁分泌促進作用です。

鹿教湯温泉へのアクセスは、
JR(しなの鉄道)上田駅から「千曲バス」(鹿教湯温泉行)で約50分。
「鹿教湯温泉」バス停で下車
(JR松本駅から「信州観光バス」により運行していた「ぽっかぽか」号(鹿教湯温泉行)は運休してます)

参考:鹿教湯温泉旅館協同組合・千曲バス