浄土ヶ浜&おでんせ宮古
陸中海岸「浄土ヶ浜」と「おでんせ宮古」の提灯です。
向かって右側には遊覧船では餌やりも楽しめるウミネコ2羽、左側には浄土ヶ浜のはまゆり展望台に因んでハマユリが描かれ、さらに、左右それぞれにいくつかの宮古の景勝地が書かれています。
それぞれ簡単に説明すると、「姉ヶ崎」(あねがさき)は、洞門や洞窟が沢山ある断崖絶壁でウミネコ、ウミウの繁殖地です。
「潮吹岩」は、岩の下から地上に抜ける洞窟になっていて大波が打ち寄せると、その圧力で海水が地上に吹き出します。
吹き上げる潮の高さは、最高で30mにもなります。
「日出島」は、西太平洋で唯一の絶滅危惧の鳥「クロコシジロウミツバメ」の集団営巣地です。
島への上陸は禁止されていますが、浄土ヶ浜の遊覧船から見ることができます。
「津軽石川」は、鮭の遡上する川として有名で、冬になると白鳥が飛来します。
「閉伊崎」(へいざき)は、黒崎神社が祀られる重茂半島の突端で、先端には閉伊崎灯台があり対岸に浄土ヶ浜、日出島、姉ヶ崎があります。
「魹ヶ崎」(とどがさき)は、東経142度04分21秒の本州最東端の地で、魹ヶ崎灯台があり、昭和32年の映画「喜びも悲しみも幾歳月」では、この灯台で過ごした灯台守の妻「田中キヨ」さんの手記をもとに製作されました。
「剣山」は、昭和55年頃までは観光船陸中丸の桟橋があった場所としても知られており、砥石のような岩が、正面に連なる剣山に向かってのびていく様子は、「浄土ヶ浜」のビューポイントの一つになっています。
「蛸の浜」は、浄土ケ浜の裏側にある漁港で、浄土ケ浜とは、遊歩道で結ばれています。
「お台場展望台」は、浄土ヶ浜にある展望台で、浄土ヶ浜全体を見下ろすことができます。
「ローソク岩」は、高さ40mの巨大な岩で、国の天然記念物に指定されています。
陸からは近づくことができないのですが、「浄土ヶ浜遊覧船」から見学することができます。
ちなみに、裏面に描かれている「おでんせ」とはこの地方の方言「盛岡弁」で、「おいでください」という意味です。