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次郎長くん

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    清水港の
    次郎長くん

次郎長とはあだ名

「山本次郎長の子の長五郎」から

暴れん坊から実業家へ転身

 海道一の大親分と呼ばれた清水の次郎長は、「旅行けば駿河の国に茶の香り…」の広沢虎造の浪曲でもよく知られています。

 「次郎長」は本名を山本長五郎と言います。高木三右衛門の次男に生まれましたが、山本次郎八の養子となり、成長するにつれて暴れん坊のガキ大将となりました。そこで近所の子供たちからは「次郎八の子の長五郎」と言われるようになり、それを略して「次郎長」と呼ばれるようになったのです。

 その後は博徒で名をあげて清水に縄張りをもち,山梨の侠客黒駒勝蔵らと張合って伊勢の荒神山で対決して勝ち,東海道一円をその支配下に収めました。

 明治維新後には博徒をやめ、山岡鉄舟や榎本武揚らと交際するようになり、富士山麓の開墾や清水港の整備に尽力しました。

 提灯に描かれている「羽衣の松」については、「新日本三景 三保松原」「新日本三景 三保松原 Part2」で紹介していますので、ここでは割愛します。