1. TOP
  2. 京都府
  3. 寂光院

寂光院

  • 寂光院
    寂光院

 「寂光院」は、聖徳太子の父親である用明天皇の菩薩を弔うために594年に建立した天台宗の尼寺です。
このお寺は平清盛の娘であり安徳天皇の生母である建礼門院(けんれいもんいん)徳子が平家滅亡後に入寺し、尼になり一生涯を送ったことで有名です。またこのお寺の境内については平家物語にも描写されています。

 平成12年5月9日の火災で本堂は全焼、聖徳太子が作成したとされる旧本尊、六万体地蔵尊を始め歴史的に大切なものも何点も焼けてしまいました。財団法人美術院が文化庁の指導を受けて可能な限り修復し、現在、六万体地蔵尊は境内の奥にある収蔵庫に大切の保管されています。 現在の本尊は国宝修理所の小野寺久幸仏師が復元し、形も大きさも元と同じに作ってある地蔵菩薩立像で、2005年に再建された新しい本堂に安置されています。

 「平家物語」ゆかりの地として知られる尼寺の「寂光院」。秋には山門へとと続く石段の紅葉は美しく、さらに背後の山々と庭園の紅葉、静けさただよう境内は秋の風情を感じることができます。

JR「京都駅」から「京都バス」(大原方面)で「大原」バス停下車、徒歩約15分