犬山城&日本ライン
国宝「犬山城」は、「戦国合戦の舞台」として有名です。
天文6年(1537)、織田信長の叔父、織田信康によって木之下城より城郭を移して築いたといわれています。
天守は、現存する日本最古の木造天守で、天守最上階からの眺めはまさに絶景です。
木曽川沿いの小高い山の上に建てられた「後堅固(うしろけんご)の城」で、中山道と木曽街道に通じ、木曽川による交易、政治、経済の要衝として、戦国時代を通じて重要な拠点となりました。
提灯にあるように「犬山城」は、別名「白帝城」と呼ばれています。
白帝城は、三国志の舞台ともなり、あの劉備玄徳が崩御した城としても有名です。残念ながら三峡ダムの完成によって白帝城は水没してしまうことになります。
白帝城という別名は、木曽川のほとりにある犬山城を長江のほとりにある白帝城になぞらえて荻生徂徠が命名したものと伝えられています。
犬山城へのアクセスは、
名鉄「犬山遊園駅」西口より徒歩約15分です。
名鉄「犬山遊園駅」西口より徒歩約15分です。
「日本ライン」は、岐阜県美濃加茂市から愛知県犬山市にかけての木曽川沿岸の峡谷の別称で、風景がヨーロッパ中部を流れるライン川に似ていることから、志賀重昂によって命名されました。
峡谷の全長13kmを約1時間半かけて舟下りをする「日本ライン下り」は有名だったのですが、残念ながら平成25年に休止となり現在に至ります。