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生月

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    西海国立公園
    生月

「生月」の提灯です。「生月」は、長崎県の平戸島の北西にある人口約6,000人の島です。隠れキリシタン集落、殉教遺跡が多くあります。南西部は芝草におおわれた山頭高原もあります。

「生月大橋」を渡ってすぐ西側にある大橋公園、そのさらに西側にあるのが「平戸市生月町博物館・島の館」です。島の館は2階建ての建物で、1階には主に生月島の主要産業だった捕鯨業に関する歴史や文化を示す資料が展示されています。特にジオラマからは、捕鯨の迫力が伝わってきます。館内には魚の剥製も展示。その数250点を越えます。常設コーナーには、「勇魚とりの物語(捕鯨)」、「島の暮らし(民俗)」、「フィッシャーマンズアリーナ(漁業を魅せる展示)」などがあります。

キリスト教が日本に入ってきたころ、生月島は島民のほとんど全員がキリシタンになった場所であ、この信仰は特に今でも「カクレキリシタン」と呼ばれる信者によって受け継がれています。島の館の2階には、そうしたカクレキリシタンに関する歴史的な資料が展示されています。捕鯨で生まれた富がキリシタンの生活を支えたと言われており、この博物館の展示を見ると、生月島の捕鯨業とカクレキリシタンの歴史や文化が深いつながりを持っていることがわかります。

JR「佐世保駅」前ターミナルから「平戸桟橋行」で約1時間30分、「平戸新町」で乗換え。
「生月バス」(加瀬川入口(一部桟橋))行きに乗り換え「生月大橋公園前」下車、徒歩5分。