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亥&北の京芦別


亥&北の京芦別の提灯です。
亥という十二支の干支が正面と思いきや、
恐らく、本当は「北の京芦別」が正面と思われます。

「北の京芦別」とは何ぞや?と思いますよね。
調べましたところ、北海道の芦別市にかつて存在した
一大レジャーランドだそうです。
敷地内には宿泊施設として、
法隆寺を模した「ホテル五重の塔」や、
三十三間堂を模した「ホテル三十三間堂」など
立派過ぎる建物がいくつも建ち、
更には、北の京芦別と北海道大観音を結ぶ
モノレールまで存在したというのだから驚きです。
そんな一大レジャーランドですから、
道内では割と有名だったようで、
テレビCMもガンガンやっていたようです。

元々は1970年に「芦別レジャーランド」として誕生したそうで、
後の1988年に「北の京・芦別」に名称変更し、その名称が
正に、この提灯のタイトルとなっているようです。

そして、この「北の京・芦別」に名称変更した翌年に
世界平和や北海道の発展の願いを込めて
「北海道大観音」が建立されたそうです。

その「北海道大観音」の中の6階には、
十二支の「干支守本尊」が設けられていたそうで、
そのひとつ「亥」をモチーフに
この提灯のイラストや文字が描かれたようです。

そんな一大レジャーランドだった「北の京・芦別」ですが、
この手のレジャーランドが辿った同じ道を行くように
経営は悪化し、2008年に特別清算。
その後所有者がコロコロ変わり、
今は天徳育成会が大観音像を購入し、
北海道大観音も北海道天徳大観音と呼び名を改め、
宗教施設のような感じになっているようです。

提灯そのものは
上輪と下輪を弓で強く引っ張りすぎて、
破れてしまい、和紙で簡単に補修をしています。