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花巻

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    花巻

「花巻」の提灯です。花巻は岩手県にある市で、割と大きな市です。
人口で言えば岩手県内では盛岡市、奥州市、一関市、北上市に次いで5番目に人口が多い市です。
花巻と言えば、宮沢賢治の生誕の地であり、岩手県の名物である「わんこそば」の発祥の地とも言われています。

そんな花巻ですが、提灯では向かって右側に、まさに宮沢賢治の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ…」の有名なフレーズが描かれ、宮沢賢治記念館と高村山荘が描かれています。高村山荘は、彫刻家・詩人である高村光太郎が晩年の7年半を過ごした小屋です。

続いて、その下段には花巻温泉郷の曹操たる温泉が描かれています。
順に、花巻温泉、台温泉、松倉温泉、志戸平温泉、大沢温泉、鉛温泉、新鉛温泉、新湯本温泉と描かれています。
細かく分けると、花巻温泉、台温泉、新湯本温泉が花巻温泉郷で、松倉温泉、志戸平温泉、大沢温泉、鉛温泉、新鉛温泉は花巻南温泉峡を構成する温泉です。

一方、向かって左に描かれている「花巻鹿踊」は、岩手県の無形民俗文化財に指定されている踊りで、その起源は1000年前にさかのぼるそうです。地域の平安と悪霊の退散を祈願する舞で、背に2mほどのササラ竹を背負い、鹿面をかぶり、腹に吊った太鼓を打ち鳴らしながら踊る「太鼓踊り」です。
「花巻鹿踊」を鑑賞する為には9月第2土曜日を中日とする金・土・日曜開催の「花巻まつり」にてご覧いただけます。