白馬 Part4
「白馬」の提灯です。「白馬」と言えば、スキーなどのウインタースポーツや、ハイキングなどの登山のイメージが強く、四季を通して、楽しむことのできる場所なのですが、スキーや登山をしない人にとっては、有名な観光地があるわけではないので、あまり縁がないところかもしれません。
スキーや登山をする人からすれば、提灯にも描かれているように、白馬周辺の有名地として、白馬乗鞍、岩岳、栂池、五龍とおみ、サンアルピア、八方尾根などがあります。
「白馬乗鞍」は、雪質の良さと北欧風のゆったりしたムードが好評のゲレンデです。もちろんスキー場として有名な所ですが、温泉でも有名です。乗鞍温泉は、茶褐色の湯が特徴のナトリウム炭酸水素塩泉で、疲労回復や、神経痛、筋肉痛などに適しているので、まさにウィンタースポーツや高原レジャーにおすすめです。「若栗温泉 乗鞍荘」と「白馬アルプスホテル」で入浴できます。
「岩岳」ももちろんスキー場として人気のあるゲレンデで、自然地形を活かし変化に富んだ多彩な26のコースを有するスキー場です。一方、夏場はかつて「聖地」といわれた「マウンテンバイクコース」が復活し新たな進化を始めています。森の中の木の上をロープを使って、忍者のように進む「EXアドベンチャー」は、もはや全国からお客様が来る定番スポットとして大人気です。
「栂池」は、北アルプス白馬エリア最大級の広大なフィールドを持ち、緩斜面で幅が広く、初心者や初級者からファミリーまで安心して楽しむことができ、ちびっこも楽しめるキッズパークもあるゲレンデです。一方グリーンシーズンでは「小谷村栂池自然園」と呼ばれる湿原が人気です。標高1,880mの山腹に広がる栂池自然園は、総面積100ヘクタール、一周約5.5kmの遊歩道が設けられ、気軽に楽しめるトレッキングコースです。6月中旬から8月中旬の間には高山植物の美しい花々でいっぱいになり、可憐な姿が目を楽しませてくれます。
「五龍とおみ」は、11月下旬からゴールデンウィークまでたっぷり滑走出来るスキー場です。グリーンシーズンは、白馬五竜高山植物園が人気です。標高1515mのエイブル白馬五竜アルプス平に広がる日本有数の高山植物園で、6月から10月まで300種以上200万株の様々な高山植物を楽しむことができます。また最近は星空を満喫する「ナイトゴンドラ」も人気です。
「サンアルピア」は、現在は閉鎖している「サンアルピナ青木湖スキー場」のことです。残念ながら利用者減少の為に、2009年以降閉鎖しています。青木湖の眺望とゆったりとしたコースが特徴でした。
「八方尾根」は、良質なパウダースノーで有名なゲレンデですが、グリーンシーズンには、八方尾根自然研究路として、八方尾根のゴンドラとリフトを乗り継ぎ、第1ケルンから標高2060m雲上の八方池を目指すトレッキングが人気です。白馬連峰を望む自然歩道沿いには、ユキワリソウやニッコウキスゲ、シモツケソウなど様々な高山植物が咲き トレッカーを優しく出迎えてくれます。