函館/湯川温泉
「函館」と「湯川温泉」(ゆのかわおんせん)の両面提灯です。提灯には「旧公会堂」と「トラピスチヌ修道院」が描かれています。
「旧公会堂」は、「旧函館区公会堂」の略で、明治43年に建てられました。洋風建築の代表的建物で、国の重要文化財になっています。内部はルネッサンス様式の華やかさがと明治のモダンさが漂っています。
「トラピスチヌ修道院」は、明治31年にフランスから派遣された8人の修道女が設立した日本初の女子修道院です。「湯の川温泉」の近くにあります。園内には、テレジア、ジャンヌダルク、天使ミカエルなどの聖像や資料館があり、道なりに牧歌的な草原が広がっています。売店では手造りのロザリオやお菓子を販売しています。現在も厳格な戒律のもとで修道女が祈りと労働を中心とした自給自足の生活を送っていて、前庭部分は一般開放されていますが、内部までは入れないようになっています。
JR「函館」駅から「函館バス」(五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス)で約10分、「トラピスチヌ前」下車。
「湯川温泉」は「湯の川温泉」のことです。「湯の川温泉」は、「日本一空港に近い!」ということを謳い文句にしており、実際車で5分程度の所にあります。「湯の川温泉」の歴史は、350年余りと古く、かつての松前藩主や、箱館戦争の傷病兵など、これまでたくさんの人々の病を治し、癒してきました。
今日では北海道の三大温泉郷のひとつとして親しまれ、無色透明で無臭のさらりとしたお湯は、湯冷めがしにくく、効能に優れるナトリウム塩化物泉、カルシウム塩化物泉が、保温効果を高めています。その効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、疲労回復、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、健康増進、虚弱児童、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、やけどなど多岐に渡っています。
「湯の川温泉」へはJR函館駅から各ホテルの送迎もありますが、JR函館駅から函館バスで25分。湯の川温泉下車。または
JR函館駅から函館駅前に移動し、そこから市電で31分。湯の川温泉下車。料金は市電の方が安いですが、時間はバスの方がみたいです。