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博多&太宰府

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 「博多」と「太宰府」の両面提灯です。ここでは福岡県太宰府市と太宰府天満宮について簡単に書きたいと思います。
そもそも、「太宰府」と「大宰府」。「だ」の表記が「太い」と「大きい」の2通りの表記があることをご存じの方も多いでしょう。まずはそのお浚いです。

 その違いは、古代の印影に「大宰之印」とあったことから、元々は「大宰府」であったと考えられています。しかし奈良時代の文書には既に「太宰府」の表記があり、はっきりとした「違い」は解明されていないのですが、使い分けだけは明確にされています。

 その使い分けのきっかけは、昭和30年代末頃に九州大学の鏡山猛教授が地名や天満宮など以外は「大宰府」と表記し、古代律令時代の役所及びその遺跡に関する「だざいふ」は「大宰府」、中世以降の地名や天満宮については「太宰府」と表記し、現在もこれにならい、「大宰府政庁跡」「太宰府市」というように使い分けています。

 この提灯の「太宰府」は、「太い」ですから、もちろん地名の太宰府市及び「太宰府天満宮」を表わしていることは自ずとわかります。

 「太宰府天満宮」は、この地で亡くなった菅原道真公を祀っていて学問の神様として有名です。本殿はその墓所の上に建立されいて、現在の本殿(重要文化財)は1591年に再建されたものです。

JR「二日市駅」から「西鉄バス」(大宰府方面)で約25分、「太宰府」バス停下車。
JR「博多駅」から「西鉄バス」(大宰府ライナー)で約45分、「太宰府」バス停下車。