岐阜
岐阜の提灯です。
岐阜の文字の上には織田信長の家紋である
織田木瓜が記されています。
向かって右側には岐阜城、左には鵜飼と長良川です。
織田信長の家紋である織田木瓜が描かれているのは、
岐阜が織田信長ゆかりの地であるからでしょう。
織田信長は永禄10年(1567年)に斎藤龍興を破り、
美濃を攻略しました。
そしてそれまで「井の口」と呼ばれていた町を「岐阜」に改め、
岐阜城を拠点に天下統一を図りました。
それゆえ「岐阜」という名も「岐阜城」も、
信長とは深い関係にあるのです。
左に描かれた長良川は、
岐阜県を代表する一級河川で、
三重県を経て揖斐川と合流し、
伊勢湾に注ぐ木曽三川のひとつです。
ちなみに木曽三川とは、
濃尾平野を流れる木曽川、長良川、揖斐川の事です。
そして長良川と言えば鵜飼ですね。
長良川の鵜飼いは
日本で唯一宮内庁式部職鵜匠による鵜飼いで
いわゆる「御用鵜飼」とも言います。
また、鉄道ファンであれば、「ながら」といえば、
「ムーンライトながら」でしょう。
まさにこの「ながら」も長良川から命名されたものです。
長良川については長良川の提灯
も参照して頂けたらと思います。
提灯そのものは大きな破れや穴もなく、
程度良好です。
元箱もあります。