原生花園&サロマ湖
「原生花園」と「サロマ湖」の提灯です。ここで言う「原生花園」とは北海道の網走国定公園の「小清水原生花園」のことを指しています。一方「サロマ湖」は、北海道のオホーツク海岸の北見市、常呂郡 佐呂間町、紋別郡 湧別町にまたがる日本最大の汽水湖のことです。
「サロマ湖」は、「琵琶湖」と「霞ヶ浦」に次いで、日本で三番目に大きい湖です。幅約200~700mの砂州がオホーツク海とサロマ湖を隔てていて、2箇所だけが海につながっています。昔は季節によって完全に海と湖を隔てていました。周囲長は87kmで、最大水深は19.6m。牡蠣やホタテなどの魚介類が美味しいことで知られ、冬はワカサギ釣りが人気です。
また、朝日・夕日・星空が美しいことでも知られていて、遊覧船でサンセットクルーズを楽しむこともできます。秋には「サロマ湖」沿岸を珍しい植物のアッケシソウが真っ赤に染めます。
JR「北見駅」から「北見バス」(常呂線)で約80分、「常呂」バス停下車。
「常呂交通ターミナル」バス停から「北見市営バス」(常呂栄浦線)で「サロマ湖入口」バス停下車。
「原生花園」とは湿原や砂丘などに沢山の花が咲くエリアのことで、オホーツク海沿岸に多く見られます。中でも、小清水の「原生花園」は、網走国定公園の中にあり、ピークである6〜8月にかけては約40種類の花が咲き乱れ、エゾスカシユリ、エゾキスゲ、ハマナス、クロユリが美しくその時期には多くの観光客で賑わいます。特に6月中旬から7月下旬がもっとも美しい時期と言われています。
小高い砂丘の上からは、斜里岳、知床連山、藻琴山、能取岬などがを見渡すことができ、5〜10月の間はJR釧網本線の「原生花園」駅が臨時停車駅となるので、下車して行くこともでき、仮に下車をしないまでも、列車の車窓から花の咲き乱れる「原生花園」を楽しむこともできます。
釧網本線で網走から20分程度で、それなりの本数の列車が走っており、「原生花園」駅の目の前が「原生花園」なので、公共交通機関で十分に行く事ができる観光地です。