富士山3
「富士山」の提灯です。「富士山」は言わずと知れた日本一の山です。標高は3,776mです。この3,776mの場所は、富士山の剣ヶ峰というところになります。この富士山の高さを覚えるのに「みななろう」と覚えた方も多いと思います。
「みななろう」は、「皆(37)成ろう(76)」ということで、「みんな、日本一の富士山のような立派な人間になろうよ」という意味が込められています。
参考までに、世界一の山は有名な「エベレスト」8,848m(ネパール・中国)です。
日本で2位の山は北岳で3,193m(山梨県)です。
富士山は標高が高いため、雪に覆われる期間が長く、に安全に登山ができる期間は、実質7月の上旬から9月中旬までと、ほんの2か月程度です。ですが、このたった2ヶ月の間になんと30万人もの人が登山をします。
富士山は「4階建て」と言われます。なぜ4階建てかというと、実は富士山は1つの山ではなく、おおまかに4つの火山から成り立っているからです。我々が普段「富士山」と呼んでいる山が「新富士」で、その「新富士」の下に「古富士」「小御岳」とあり、そのさらに下に「一番古い「先小御岳」があります。どの山も火山活動によって新しい山を作っては下に隠れていきました。
「富士山」は今後も噴火するのか?という疑問がありますが、活火山なので、いつ噴火してもおかしくないのです。
元々、何度も噴火していて、一番直近では約300年前の江戸時代の1707年の「宝永噴火」があります。この噴火の際には約100km離れた江戸(現在の東京)にも4cmの火山灰が降り積もったそうです。