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伊達政宗

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    独眼竜
    伊達政宗

「伊達政宗」の提灯です。「伊達政宗」は現在の宮城県仙台市の礎を築いたとして仙台城(青葉城)には伊達政宗像があります。

今から約30年以上前には、渡辺謙が演じる伊達政宗のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』が放映され人気となりました。
そんな「伊達政宗」ですが、彼のエピソードの中でも有名なのが儒教における五つの徳「仁、義、礼、智、信」を伊達政宗の視点で表現した「伊達政宗五常訓」で、提灯にも描かれています。

仁に過ぎれば弱くなる。
義に過ぎれば固くなる。
礼に過ぎればへつらいとなる。
智に過ぎればうそをつく。
信に過ぎれば損をする

ここで、繰り返される「過ぎる」には、何事も過ぎてしまえば「不徳」になるという意味が込められています。

「人を思いやることは大切だが、やり過ぎれば相手の為にはならない」
「正しくあることは大切であるが、それを求め過ぎることは単なる堅物でしかない」
「礼儀をわきまえる事は大切だが、やり過ぎると媚びているようにしか思われない」
「知識があって利口である事は大切だが、それを使い過ぎると嘘をつくことがある」
「人を信じることが大切だが、信じ過ぎて騙されることがある」

こういった事は現代でも通用する訓示ですね。