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岳温泉①

  • 岳温泉(正面)
    あだたら高原 岳温泉

「岳温泉」(だけおんせん)は、福島県二本松市にあります。提灯に「あだたら高原」とあるように、高村光太郎の『智恵子抄』で有名な「安達太良(あだたら)山」の中腹に位置しています。

源泉は温泉街から8kmも離れたところにあり、引湯管で温泉を引いてます。泉質は単純酸性泉で、効能は胃腸病・神経痛です。近くには温泉の守り神である「岳温泉神社」があり、提灯にも描かれている「甲子大黒天」が祀られています。

岳温泉と言えば、井上ひさしさんの「吉里吉里人」が流行ったことで、「ミニ独立国」ブームが起こった際に、「ニコニコ共和国」を名乗ったことで有名な地域で、今もその名残が点在し、一部では独自貨幣「コスモ」が未だに使用できるようです。

そんな画期的なミニ共和国とは対照的に、伝統的なこけしも有名で、提灯に描かれている「岳こけし」は、その代表的なものです。土湯系といわれる「岳こけし」は、胴の模様がろくろ線を基調として描かれ、頭には黒い円のロクロ線があり、頭と胴ははめこみ式で、回すとキュッキュッと音が出ることなどがあげられます。

岳温泉へのアクセスは、
JR「二本松」駅から「福島交通バス」(岳温泉方面)で約25分、「岳温泉」下車。