赤倉
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妙高高原「赤倉」の提灯です。少し縦長の提灯です。向かって右側には妙高山といもり池、そしていもり池に群生する水芭蕉を描いています。
いもり池は、昔いもりが多く生息していたことからこの名がついたと言われています。周囲は湿生植物と白樺の林で、
4月下旬~5月上旬のミズバショウが特に有名です。車を降りてすぐに野生のミズバショウの群生が見れるのは国内でも珍しく、池を一周する遊歩道も整備されております。
一方の左側には妙高山を背景にした岡倉天心六角堂が描かれています。岡倉天心は、国立東京藝術大学の前身である東京美術学校を創設し横山大観や菱田春草などを育てる一方、 ボストン美術館の中国・日本美術部長として日本美術を海外に広く紹介するなど明治期に活躍した美術行政家・思想家です。
岡倉天心が晩年過ごした山荘跡に有志によって建てられた六角堂は奈良法隆寺の夢殿を模したといわれており、平櫛田中作の天心の金色の胸像が安置されています。六角堂周辺にはレンゲツツジが咲き誇ります。