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赤城山

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上毛三山のひとつ「赤城山」の提灯です。
この提灯は左右の背景が一体化しており、
右から左にかけて山々と沼を描いています。

その中にあって、右側には地蔵岳山頂からの眺めと思われる
(間違っていたらごめんなさい)カルデラ湖の大沼(おおぬま、おの)と
東岸に見える黒桧山と駒ケ岳を描いているように思います。

更に右側には、桜とレンゲツツジの花も描かれていますが、
これはきっと、赤城山とは直接関係ないかもしれませんが、
群馬県の前橋にある「赤城南面千本桜」の桜と
群馬県のシンボル的な花である「レンゲツツジ」を
どうしても作者が一緒に描きたかったのではないかと思います。

一方、左側には大沼全体が描かれ、
手前には大きく紅葉を描き、眼下を眺める形で
大沼に浮かぶ小鳥ヶ島に架かる赤朱色の橋(キツツキ橋)が描かれています。
また遠目に眺める形なのではっきりとではありませんが、
小鳥ヶ島の中央に鎮座する赤城神社の元宮(赤城大明神)も
描いているように思います。

提灯そのものは目立った穴や破れはありません。
元箱はありません。